デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

時代の徒花TCF(東映セントラルフィルム)。 俺達に墓はない

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『勘弁できなきゃどうするんだ?』
『弾いてやるよ!』
『上等だ。てめぇとはいつかチャラになる日が来ると思っていた』
 
一昨日4度目のご紹介をした「野獣死すべし」の前年、70年代最後の年。この年の優作主演作は「乱れからくり」「処刑遊戯」「蘇える金狼」「(TV版)探偵物語」、そして
 
「俺達に墓はない」1979年/澤田幸弘監督)
 
松田優作志賀勝岩城滉一、そして桃尻娘・竹田かほり。
 
行きずりの仲間。かつては確かにあった信頼を誤解と偶然と札束が壊していく。
 
「野獣」とも「金狼」とも「遊戯」とも異なるチンピラ然とした優作が楽しめます。
 
脚本は「ツィゴイネルワイゼン」前年の田中陽造、助監督に崔洋一とスタッフも豪華。
 
とある組の金庫金2千万を狙っていた優作& 滉一でしたが、タッチの差で志賀勝が抜け駆け横取り鳶に油揚げ。


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車でどつき合い、拳でどつき合った優作と勝は意気投合。賭博ツアーの客を乗せたバスをジャックして6千万をせしめる事に成功しますが…。


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金と女と嫉妬と野心。誤解とすれ違いはやがて銃口を向け合うお決まりの仲間割れへ。


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『どいつもこいつも皆ぶち殺しちゃる!』 『弾いてやるよ!』
 
お気に入りのシーンを3つほど。
 
其の壱:銭湯で顔洗ったらサングラス、というイリュージョン。


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其の弐:バスジャック後の検問突破シーンで友情出演した森下愛子


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其の参:ダッチワイフ&ダイナマイトでヤクザ粉砕、人間オブジェ。

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TCF東映セントラルフィルム)は時代の徒花となってしまいましたが、その精神はVシネに引き継がれていると思います。公開時に「その後の仁義なき戦い」と2本立てで観賞(@横浜東映)。

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