
『このぐらいの絶望で俺が止まると思うなよ!諦めるのは似合わねぇ。俺も、お前も、誰にでも!』
『立て! 顔を上げろ! 武器を持て! あの男を見ろ! あれは武器もなく非力で吹けば飛ぶような弱者だ! 打ち倒されるところを私もこの目で見た無力な男だ! 他の誰よりもあの男が一番弱い。そんな男がまだやれると誰よりも吠えている。それでどうして我らが下を向いていられる?!』

『もっとも弱い男が諦めていないのに、どうして我らに膝を折ることが許される! 卿らは恥に溺れるためにここまで来たのか!?』
クルシュさんのアジテーションはいつ聞いても鼓舞されますねえ。
白鯨戦、ついに決着。
「Re:ゼロから始める異世界生活/第21話・絶望に抗う賭け」
(2016年8月21日深夜TV東京放送/徳本善信演出)
3匹に増殖した白鯨を“分身”と看破したスバル。倒すべきはオリジナル1体のみ。
自らを撒き餌とした空中戦。抱きとめるレムのおっぱいクッション。

『助かった…』 『ごちそうさまです!』
おーっと、そのお礼の仕方おかしくね?
白鯨を内側から斬り裂き、絶叫という産声をあげて生還したヴェルヘルム・ヴゥン・アストレア。
交差する亡き妻の追憶。そも、その剣は誰が為に。目的を果たせなかった男の慟哭が白鯨を切り刻む。
『お前が剣を振る理由は俺が継ぐ。お前は俺が剣を振る理由になればいい』

『どうして剣を振るの?』 『お前を…守るために』
守れなかった約束に断末魔の弔鐘を。白鯨討伐。

『四百年の歳月を生き世界を脅かしてきた霧の魔獣、ヴィルヘルム・ヴァン・アストレアが討ち取ったり!この戦い、我々の勝利だ!』

ラスボス連戦、前半戦終了。これで次死に戻ってもセーブポイントは白鯨戦後になるでしょうから、ある意味安心。

レムの戦線離脱、因縁のユリウス参画とキナ臭い要素も多々ありますが、クライマックスに向けて再始動です。
