デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

銀色の因縁。 ミラーマン[パイロット版]

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話には聞いていたパイロット版ミラーマンをようやく拝むことができました。

 

売り込み用試作品でもあるため、まずは企画の素晴らしさを伝える宣伝文句が並びます。曰く、

 

ウルトラマンを遥かに凌ぐスピード』(映像はカーレース)

『手に汗握るスリル』(映像は水上スキー

『身の毛もよだつサスペンス』(映像は崖から落ちる人、と言うか人形)

『ダイミックなスケール』(映像は多分、シーモンスの津波シーン)

『プラス…アクション!』(悪人と戦う等身大ミラーマン←すげーキレが悪い)

 

『そして、ドラマは…』ここからようやく、パイロット版本編に入ります。

 

ここで主人公・鏡京太郎を演じているのは柴俊夫(当時は柴本俊夫)。ミラーマン放送開始週より裏番組シルバー仮面の主人公・春日光二を演じている因縁の人です。

 
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その恋人・ユミ役に南沙織。何気に豪華。

 

大学を卒業した京太郎に手渡された母の形見と手紙。手紙には、

 

“あなたは二次元の光の国から来たミラーマンと地球人の私の間に生まれた子なのです”

 

という衝撃の告白が!

 

普通、こんな手紙読んだら『はうあ! 俺の母ちゃんは重度の中二病(もしくはパラノイア)だったのかあ!』とショックを受けるところですが、素直な京太郎は母の頭は疑わず、己の出自に苦悩します。

 

音楽はウルトラセブン流用(本放送でも音楽担当は冬木透)。

 

謎の攻撃ヘリに襲われ、ミラーマンに変身。炎の中に仁王立つ所で幕。

 

放送第1話と併せて観ると設定変更箇所が分かって二度美味しいと思います。


 

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