デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

騙され乗せられ踊らされ。 ブレア・ウィッチ・プロジェクト

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ホラー映画の専門サイト「Bloody Disgusting」が、“森の中のキャンプ地で観たいホラー映画ベスト10”というニッチなランキングを発表しました。

1位は「死霊のはらわた」(納得!)、2位が「バーニング」、3位が王道「13日の金曜日」、そして4位につけたのが、

ブレア・ウィッチ・プロジェクト
(1999年/ダニエル・マイリック&エドゥアルド・サンチェス監督)


高評価する向きもあるようですが、わたし的には「予告100点、本編2点」な“とんだ一杯喰わせモノ”映画でした。

予告がカルピスの原液で、本編は500倍希釈の変な水って感じ。

それでも「ブーム(と言うか情報操作)真っ只中」に観たので、「ホンモノ(ノンフィクション)なのか?」という疑念も払拭しきれず、「だとしたら怖い・・か」みたいな感じでした(馬鹿ですねえ。いや、お恥ずかしい)。

「食人族」という先達がいるとは言え、ここから主観撮影によるフェイク・ドキュメンタリーを「ブレア・ウィッチ・タイプ」と呼ぶようになったわけですから、映画史に残る1本ではあるのでしょう。

冒頭に挙げたベスト10の5位以下は「マッドマン・マーズ」「アメリカン・ゴシック」「サマー・キャンプ・インフェルノ」「グリズリー」「ルインズ」「キャビン・フィーバー」でした。未公開モノが多いですね。詳しくはココ→http://www.bloody-disgusting.com/参照。