短髪にピアス、革ジャンにハーレー・・ってその格好はどう見てもゲイだぞミッキー。
「ハーレーダビッドソン&マルボロマン」
(1991年/サイモン・ウィンサー監督)
まんまロバート・ハルフォードなハーレーダビッドソン(ミッキー・ローク)とテンガロン&リーヴァイスのマルボロマン(ドン・ジョンソン)。
ふたりとその仲間は借金苦の恩人を救うため現金輸送車を襲撃。ところが積み荷が覚醒剤「クリスタル・ドリーム」だったからさあ大変。
殺し屋さんは日本製ケブラー編みこんだ黒のロングコートに身を包んだ5人組(爆笑)。
もう完全に漫画。ボン・ジョビ、LAガンズというBGMが更に駄目押し。
ミッキーは設定の割りにハーレーを乗りこなしているように見えない所がご愛嬌。
終盤には「ルガー・スーパー・ブラックホーク」という実用性ゼロ(西部劇や早撃ち競技射撃ならいざ知らず、殺し屋さんとの撃ちあいには不向き)のシングル・アクション銃を持ち出し、全く当らないというオトボケな一幕も。
結局、一番美味しい所を持っていったのはカメオで出てたロバート“エクスタミネーター”ギンティではないでしょうか。
武装ヘリのパイロット役(当然ベトナム帰り)で、クライマックスにガトリング乱れ撃ちの大活躍を見せます。
「ブルーサンダー」や「マトリックス」「戦国自衛隊」など、ここぞというところで画面の上または下からフレーム・インしてくるヘリの正面図ってかっちょいいですよねえ。