DVD出てたんですね。タイトル変わっちゃってるんで分かりませんでした。
「ザ・フリークメーカー(悪魔の植物人間)」
(1974年/ジャック・カーディフ監督)
“植物人間”とは寝たきりの人ではなく、植物と合体させられた哀れな人を指し、“悪魔” は単なる人でなしを指します。
ノルター教授(ドナルド・プレザンス)は、光合成が出来る人間の創造にとり憑かれたマッド・サイエンティスト。
プチ・エレファントマンの助手に “サンプル”を調達させては実験に勤しみますが、出来るのは失敗作ばかり。
『くっそー、また失敗だ。連れて行け!』
なんと失敗作は、サイドショー(見世物小屋)に払い下げておりました(鬼畜ですね)。
で、見世物小屋にはホンモノのフリークスがてんこ盛り。
上記ストーリーからは思いも及びませんが、この映画、トッド・ブラウニング監督の「フリークス」へのオマージュになってます(驚)。
確かにそれらしいシーンや構図は散見されますし、プチ・エレファントマンの描写も哀愁漂いまくりなのですが、基本骨子が人でなしなので、崇高感は微塵もありません。
「悪魔の墓場」とかもそうですが、舞台がイギリスになっただけで、陰惨度が5割増くらいになりますね。
★ご参考