
余命6カ月を宣告されたひねくれ者の大富豪(ジャック・ニコルソン)と実直な自動車整備工(モーガン・フリーマン)。
ふたりは「棺桶リスト(The Bucket List←原題。死ぬまでにやりたい事リスト)」を実現するために病院を抜け出して冒険旅行へ。
絵に描いたようなアメリカ映画でほぼ予定調和な展開なのですが、こういう映画が観たい時って間違いなくあります。
「最高の人生の見つけ方」
(2007年/ロブ・ライナー監督)
(2007年/ロブ・ライナー監督)
要するに「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」のジジイ版です。
ライナー+ニコルソン+フリーマンですから、破綻とは無縁、堅実のミルフィーユ。
日本で言えば、三池+哀川+竹内、じゃなくて(笑)、山田+西田+三國(・・ってこれじゃ釣りバカか)。
絵的には棺桶リスト実践のため、世界各国を回る旅行シーンが「見せ場」ですが、各々が自分の生活に戻ってから、棺桶リストの残りが消化されていく様が“いい感じ”。
特に“世界一の美女にキスをする”と“荘厳な景色を見る”の項目。
出番は少ないものの何気に二人をアシストするニコルソンの秘書トマス(ショーン・ヘイズ)が3人目の主役。いい味出してます。
「バベットの晩餐会」の「天国に持っていけるのは人に与えたものだけ」という台詞を思い出してしまいました。軽さの中に深さもある佳作です。
※参考:「心をやさしく揉み洗い。 バベットの晩餐会」→2008年9月20日