
『…なあ。永井圭ってどんな奴?』
『圭は…友達だ。初めての』
『でも置いてかれたんだろ?ムカつかないのか?』
『あいつがいらないって言うなら俺は引く。でももしあいつに何かあれば
必ず助けに行く』
『お前、やっぱウザいな』
『ああ。知ってる』
『もしもだ海斗。もしもこの先、永井圭に何かがあって、このクソみたいな所から出たいときには俺に言え。一度だけ、この壁を越えさせてやる』

大きく翼を広げる漆黒の幽霊。鳥肌立ちました。あまりのかっちょ良さに。
「亜人/第17話・反吐が出ますね」
(2016年10月28日深夜TBS放送/岩田健志演出)
暗殺予告リストを順調に消化し、更に秘密兵器(何?)の製造にも着手した佐藤一派。
IBMを操作できるまでになった永井を軸に迎撃体勢を整えつつあるチーム戸崎。

そして、佐藤に殺された事になっているオグライクヤ(戸崎が偽装して拉致)の調査に乗り出した米国防総省(戸崎ピーンチ!)。
話の本流に加速がついてきましたが、今回の目玉は海斗再登場。
永井圭と別れた(置いて行かれた)後、逮捕されて少年院に服役していた海斗。同房の琴吹武は、脱獄後自発的に戻ってきた謎の少年(脱獄は物理的に不可能なので事件そのものが“なかった”ことにされている)。
脱獄の方法を琴吹に執拗に(拳で)訪ねる同房の3人。ここでも持ち前の(難儀な)正義漢で助けに入る海斗。

「お前、うぜえよ」と言っていた武が海斗にした約束。
一度だけ、この壁を超えさせてやる。
武もまた亜人。しかも、彼のIBMに巨大な翼が。デビルウィングか死麗濡か。海斗がその翼を使うタイミングはいつか。
次回は永井の妹・慧理子も久々に顔を出すようです。ようやっと序盤のエピが繋がってきました。