クラウドファンディング(不特定多数の人からインターネット経由で資金を集めること)の看板娘として顔を貸し、適当な見せ場を作ったら物語中盤でとっとと姿を消すダニー・トレホのやり逃げ企画。
「最強サイボーグX」(2016年/K・キング監督)
国防用に開発したAIが暴走、サイバー・ウィルスをバラ撒いて人間無差別攻撃。僅か1年で人類は滅亡寸前。
ガトリング仕込んだドローンと、人間と武器を合体させた生体兵器・最強サイボーグXを量産して生存者追い込み漁。
生き残った者は反撃の機会を伺うも有効な対抗手段は見当たらず…。
という「ターミネーター」と「バイオハザードⅢ」と「武器人間」を足して2,000倍に希釈したSFアクション。
ビジュアルだけ切り取るとカッコ良く見えますが…。
「最強ゾンビ・ハンター」はまだ観るべきところがないわけではないと言えない事もない出来でしたが、今回は中身がなさ過ぎ(投資した人は文句言っていい)。
最強サイボーグも強いんだか弱いんだか(機械制御してるんだから弾外すとかないだろ)、生き残った兵士もノープラン正面突破+ひたすらマシンガン乱れ撃ちで頭がいいんだか悪いんだか(いや、絶対悪い)。
唯一、ゴアシーンだけはそれなりに頑張っていましたが…。
相変わらず「マッドマックス」大好きな世界観。
キング監督+トレホの最強シリーズ、まだまだ続くんじゃないかと思います(絶対、クラウドファンディングに味しめている)。
資金提供する人はお布施と割り切ることをお薦めします。
★ご参考