デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

クラシックロック探訪13 レッド/キング・クリムゾン

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2ヶ月ぶりのクラシック・ロック探訪。たまにはプログレなんかも…。

 

長い歴史を誇るクリムゾンのアルバムから1枚ってのは中々に無茶振りな難題ですが、敢えて推すなら、

 
 

レッド/キング・クリムゾン

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1974年発表。ロバート・フリップジョン・ウェットン、ビル・ブルーフォードの3人態勢。第1期クリムゾンの最終作。

 

こと緊張感という意味でなら本作は他の追随を許しません。

 

包み込むような優しさと寂しさを湛えた「クリムゾンキングの宮殿」に比べ、「レッド」は突き放すような冷たさと慈愛に溢れています。

 

硬質な音をそのまま写し取ったようなジャケットも素晴らしい。

 

ついでに言えばメーターが振り切ってレッドゾーンを指している裏ジャケにもズン!と響くものがあります。

 

1曲目「レッド」の重さは最早ヘヴィメタル。「堕落天使」「再び赤い悪夢」で折り返し。そして即興曲「神々の導き」から12分を越える大作「暗黒」へ(敢えてLP発売時の邦題で表記しています)。

 

絶対酒に合います(ただしハードリカー限定)。照明を落として、ソファに深く腰掛けて…。


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