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5話でその存在を匂わせていた田中妹がついに登場。
それは新しいツンデレの形。
「田中くんはいつもけだるげ/第7話・田中くんのバレンタイン」
今回は「このすば」監督の金崎貴臣が絵コンテ切っています。
2月14日。田中の鞄の中にバレンタイン・チョコが。差出人不明。メッセージカードは脅迫状形切り貼り文。何故か太田宛98円板チョコ貼付。
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一体誰が…。
明らかに“本命”なチョコに後ずさる田中。
『本気チョコに真摯な対応ができる自信が全くないから…つらい』
『エロに興味はあれど、そこに辿り着くまでのプロセスが超めんどい』
…あ、うん、まあ、確かに。
第一候補は宮野。しかし、
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『(田中くんたちは)異性と言うよりは神様仏様って感じで…』
異性以前に人ですらなかった(笑)。では“マカロンさん”白石か。
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『ぼっち過ぎて縁のないイベントだったから(忘れていた)』
宮野でも白石でもないとすると…万策尽き果てた二人の前に現れたひとりの少女。
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『田中、見るな! ドッペルゲンガーだ!』
と太田が取り乱すほどに田中コピーなその子こそ田中妹・莉乃(本作中唯一フルネームがわかるキャラなのでは?)。
流石田中妹。全身からけだるげオーラ射出。クールとは一味違う退廃と混沌を練りこんだ中学生。
で、兄同様ぐったりばったりかと言えばさに非ず。家事をテキパキこなす“出来る”子でした。
こういう場合、駄目兄を見下すケースが多いのですが、どうもこの子は兄を溺愛しているブラコンのようです。
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当然、ライバルは常に兄に寄り添っている太田。甘党の太田にブラックコーヒーを振舞う嫌がらせ攻撃。しかし、あらゆる攻撃をポジティブに受け流す太田には暖簾に腕押し、糠に釘。
『コーヒー、美味かったぞ』
(不味かったくせに。甘党だって知ってたからわざとだもん。むかつく。お兄ちゃんと一番仲いいのは私だもん。太田になんか渡さないんだからね。あれはお兄ちゃんの好きそうな味を何種類か研究して、何回も試作してようやく完成したチョコなのに…)
何だおい、可愛過ぎるぞこの妹。ツンデレ健気じゃないか。女子キャラ外れ無しだな。