ジョー山中のシャウト一閃。夜の街をダブル・ベレッタで駆け抜ける山口祥行。鉛弾喰らい続けながら山口の首を絞めにかかる内田裕也。そして内田の断末魔を“受信”する竹内力。
爆音で流れる音楽は、
SATORI/フラワー・トラベリン・バンド
1971年4月25日発売。
「サントラとして作られたアルバムではないです。でもこの映画のために30年待っていてくれたんですよ」(三池崇史)
この映画とは、
その言葉の通り、オープニング以外にも全編に渡りSATORIが炸裂。ほぼ全曲を使い切っています。
クラシック・ロックの名盤にして最強のサントラ。こんな音楽にアシストされた映画が面白くない訳がありません。
竹内力筆頭に、丹波哲郎、ジョー山中、内田裕也、(安岡)力也、遠藤憲一、志賀勝、美木良介、千葉真一、りりィ…役者の顔見ているだけでお腹一杯。
〆もフラワー・トラベリン・バンドの「MAP」。ボロボロになった男たちが魂の打ち上げ。
ロック・ムービーで1本選べと言われたら迷わず本作を推します。