
I've traveled each and every highway
And more, much more than this
I did it MY WAY.
シナトラを起点にして一体何人のシンガーが語り継いできたか分からない名曲「マイ・ウェイ」。
オリジナルはフレンチ・ポップスだそうですが、この曲に関してはシナトラが起源って事で良いでしょう。
プレスリー、シャーリー・パッシー、布施明あたりが有名どころですが、曼荼羅畑的にはやはりこの人のバージョンが一番。

1978年、セックス・ピストルズ名義の曲「ゴッド・セイヴ・ザ・ピストルズ」との両A面シングルとして発売。
このバージョンが使われた映画で有名なのは「グッドフェローズ」ですが、曼荼羅畑でシド版マイ・ウェイと言えばマケドニア産の「グッバイ20世紀」とスペイン/キューバ産の「ゾンビ革命-フアン・オブ・ザ・デッド-」。
特に「ゾンビ革命」は、押し寄せるゾンビの群れにパドル1本で立ち向かう主人公フアンと、フアンのために戻ってきた仲間達というシチュエーションにキューバの歴史やら駄目に生きる主人公らの人生やらが重なって胸熱必至。

雄たけび一閃、グラフィックに変わる怒涛のラスト。
この“仲間を守る/見捨てない”“米国資本主義には屈しない”“駄目でも負けでも俺の生き方はこれひとつ”な想いが唄とシンクロする素晴らしいエンディングでした。

俺達の生き様を見せてやる。かかってこいコノヤロー!
「ゾンビ革命」は待てど暮らせど国内版BDが出る気配がないので、輸入盤を購入しました。もうどのメーカーでもいいので版権取得してBD出してください。
客席に向かって銃弾をぶっ放すシド版「マイ・ウェイ」の完全版はこちら。
「マイ・ウェイ」をモチーフにした(勿論、曲も使いまくった)75年の南ア映画「マイ・ウェイ」のレビューはこちら↓。