デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

サントラ百人一首⑥ サタデーナイト・スペシャル/レーナード・スキナード@ロンゲスト・ヤード

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Mr. Saturday night special Mr.サタデーナイト・スペシャル)

Got a barrel that's blue and cold (手にした銃身は蒼く冷たく)

Ain't no good for nothin' (全く以って無用の長物)

But put a man six feet in a hole(でも、大の男を墓穴に放り込む)

 

サタデーナイト・スペシャルとは、「安い」「小さい」「粗悪品」のグランドスラムを達成したほぼ使い捨て拳銃(別名:JUNK GUN)。

 

土曜の夜だってのに金がねえ。しゃーない、コンビニでもタタくか。大した儲けがある訳じゃなし、武器に金は掛けられねえ。いざって時に弾が出りゃ十分だ。

 

みたいな状況の人が使用する拳銃です(安けりゃ50$程度)。この銃の虚しさを歌ったのが、

 

サタデーナイト・スペシャル/レーナード・スキナード

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"Saturday Night Special" LYNYRD SKYNYRD
 

かっちょいいにも程があるイントロ。脳天直撃なパワーコードリフ。やさぐれた飲んだくれだけが出せるけだるいボーカル。最高です(76年のライヴ映像はこちら)。

 

この曲に導かれて始まる男汁映画が、

 

「ロンゲスト・ヤード」1974年/ロバート・アルドリッチ監督)

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女から手切れ金代わりに奪った車(シトロエン)のステレオから流れる「サタデーナイト・スペシャル」に乗って繰り広げられるオープニング・カーチェイスこちら

 

最近だとロブ・ゾンビ監督の「デビルズ・リジェクト」でも使われていました。


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レーナード・スキナードのシンボルである南部国旗を背負う極悪家族。
 

レーナード・スキナード×デビルズ・リジェクトではもう1曲、どうしても触れたい名曲があるのですが、それに関してはいずれまた。


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