
Mr. Saturday night special (Mr.サタデーナイト・スペシャル)
Got a barrel that's blue and cold (手にした銃身は蒼く冷たく)
Ain't no good for nothin' (全く以って無用の長物)
But put a man six feet in a hole(でも、大の男を墓穴に放り込む)
サタデーナイト・スペシャルとは、「安い」「小さい」「粗悪品」のグランドスラムを達成したほぼ使い捨て拳銃(別名:JUNK GUN)。
土曜の夜だってのに金がねえ。しゃーない、コンビニでもタタくか。大した儲けがある訳じゃなし、武器に金は掛けられねえ。いざって時に弾が出りゃ十分だ。
みたいな状況の人が使用する拳銃です(安けりゃ50$程度)。この銃の虚しさを歌ったのが、
サタデーナイト・スペシャル/レーナード・スキナード

かっちょいいにも程があるイントロ。脳天直撃なパワーコードリフ。やさぐれた飲んだくれだけが出せるけだるいボーカル。最高です(76年のライヴ映像はこちら)。
この曲に導かれて始まる男汁映画が、
「ロンゲスト・ヤード」(1974年/ロバート・アルドリッチ監督)

女から手切れ金代わりに奪った車(シトロエン)のステレオから流れる「サタデーナイト・スペシャル」に乗って繰り広げられるオープニング・カーチェイスはこちら。
最近だとロブ・ゾンビ監督の「デビルズ・リジェクト」でも使われていました。

レーナード・スキナード×デビルズ・リジェクトではもう1曲、どうしても触れたい名曲があるのですが、それに関してはいずれまた。