デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

バーバラ・カレラ~美しきB級 エンブリヨ

イメージ 1

成長促進ホルモンを人体に使用したら、胎児が1ヶ月でバーバラ・カレラに! 万歳! しかし、これが悪夢の始まり。

「エンブリヨ」

 (1976年/ラルフ・ネルソン監督)

 

同監督が68年に撮った「まごころを君に」(「アルジャーノンに花束を」の映画化ね。エヴァじゃないよ)に「スピーシーズ」を足して物凄ぉく地味にした感じ。

バーバラ・カレラはこれ(老化)といい、「ドクター・モローの島」(獣化)といい「プチ変身」ものが良く似合います。70年代、美しきB級。

世間の評価は芳しくないですが、のほほんとした中盤から急転直下の悲惨な終盤という展開、見世物に徹した志の低さ、どれをとっても「いい感じ」です。

正規品じゃなくて「著作権保護期間終了もしくは未登録品」を扱ったバッタもんDVDを中古(280円!)で買ったのですが、完全に海賊版画質でした。

※参考:「スピーシーズ種の起源」→2008年5月5日