デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

廉価版再発記念! ニューヨーク1997

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4月2日に1回取り上げてますがDVD再発したんで即買い&再見。いやあ、堪らん、やっぱ傑作だ。

 

「ニューヨーク1997」
(1981年/ジョン・カーペンター監督)


あらすじはこちら↓参照。 


カート・ラッセル筆頭に、「夕陽のガンマンリー・ヴァン・クリーフ、「北国の帝王アーネスト・ボーグナイン、「レポマン」ハリー・ディーン・スタントンと「いい顔」役者が勢揃い。ここに監督と主演の「元妻」(エイドリアン・バーボー&シーズン・ヒューブリー)が華を沿えます(笑)。

女が集団暴行されていても関係ないから助けない、というスネークの性格が素敵。

ほとんど松明と焚き火が光源のナイトシーンなのですが、ビシっと黒の締まったそれでいて暗くない見事な映像。カメラと照明は実にいい仕事しています。

CGって何?な時代によくここまでの特撮を(担当は若き日のジェームズ・キャメロン!)。

監督のへっぽこぴーサウンドも絶好調。このスケールで制作費5百万ドル! 奇跡です。

※今回のサウンド・レストア&特典満載の廉価再発をしたユニバーサルには感謝しますが、移植してない特典までジャケット表記しちゃ駄目だろ。フォト・ギャラリーと予告、特報がどこにある? 「ディア・ハンター」に続いて前科2犯。ちったあ反省してくれ。