公開当時にこの↓チラシを見て以来、気になっていた作品をようやっと見る事ができました。
「ザ・モンスター」(1982年/ゲイリー・A・シャーマン監督)
監督は「ゾンゲリア」撮った人ですね。
暴力的ヒモ Ramrod(厳しい管理者。俗語で勃起したペ●ス。字幕では“すけこまし”)に折檻され殺された娼婦。その友人娼婦が敵討ちで(半分は刑事に脅されて)捜査協力、逮捕に追い込みましたが、護送中に景気よく逃亡。
あのアマ、舐めた真似しやがって。生まれてきた事を後悔させてやる!
犯人逃亡の報を受けて緊急配備を敷く風俗課(VICE SQUAD←原題)。追いつ追われつ、ロスの深夜のドッグチェイス。
たった一夜の狂想曲という構成がタイト。
こいつがウィングス・ハウザー演じるRamrod。モンスターの邦題に恥じぬ怪演。
一応、主役刑事とその相棒がいますが、風俗課のチームワークで網を絞っていく過程がいい感じ(黒人のお姉さん刑事がやたらかっちょいい)。
同年に「シャーキーズ・マシーン」が作られているのも何かの奇縁。
ヒロイン“プリンセス”役のシーズン・ヒューブリーはカート・ラッセルの元妻(離婚後も「ニューヨーク1997」で共演)。
こういう地味ながらスパイスの効いた刑事ものって好みです。