通販オンリーだったカルト作がまさかの廉価版で再登場。
偉いぞ、ユニバーサル。
「ウィッカーマン」(1972年/ロビン・ハーディ監督)
絶海の孤島サマーアイル島にスコットランド本土からひとりの警部がやって来た。目的は行方不明の少女の捜索。
『私は警部だ。この写真の娘はこの島の住人だな?』
『知りませんなあ。そんな事よりセックス、セックス!』
『か、神を冒涜するつもりか!』
『神? 神は死にましたよ。そんな事よりセックス、セックス!』
表現に誇張がありますが(笑)、まあこんな感じの出だしです。
キリスト教が世界の中心だと思ったら大間違いだぜ!という素敵なメッセージがケルティックな風習の中で詩情豊かに(?)描かれます。
消えた少女捜索という推理劇から一転、驚愕のラスト。
『な、なんだこれは!おお、神よ!ジーザス・クライスト!』
やってる事は結構鬼畜なんですが、島民と一緒に歌って踊れば「ああ、お祭りだなあ」というほんわかした気持ちになるからあら不思議。
今回の廉価版は88分の短縮バージョン。ニコラス・ケスジのリメイク版出す暇があるんなら、こっちの完全版を出してもらいたいものです。
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