『神浜市に行けば、魔法少女は救われる』
夢を通じて流布される謎の噂。魔法少女の宿命“魔女との戦闘”が回避でき、死なずに済む世界。そんなガンダーラみたいな場所が…。
恒例企画「第1話くらいは観てみよう」。令和2年1発目は劇場版「【新編】叛逆の物語」から7年を経た「まどか☆マギカ」のシリーズ外伝。
「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝/第1話・やぁやぁ、知ってる?魔法少女のその噂」(2020年1月4日深夜BS11放送/劇団イヌカレー総監督)
環(たまき)いろは、15歳、中学3年生。魔法少女。ただし、魔法少女になった理由(キュウベえに叶えてもらった自身の願い)を覚えていません(キュウベえも知覚していない…と言っていますが嘘だろうなあ)。
何故、私は魔法少女になったのか…。そんな時、仲間の魔法少女から聞かされた謎の噂―神浜市に行けば魔法少女は救われる。
話が転がりだすのは2話以降でしょう。まずは世界観と雰囲気を。
…ってもう不穏、不穏、不穏の佃煮。
夢のシーンのみならず、日常の風景まで。これでこそ“まどか☆マギカ”ワールド。
どこの国のプロパガンダだよ!な看板の数々。
いろはの夢に現れる謎の少女の影。部屋の半分がカーテンごと切り取られているいろはの部屋。
仲間の魔法少女クロエと共に神浜市に行ったいろはが見たもの、それは自分たちが相手にしている魔女より強力な力をもった魔女、
いろはの夢に出てきた“小っちゃいキュウベぇ”、
そして神浜市のベテラン魔法少女・七海やちよ。
ふたりを救ったやちよの警告『もう神浜市には近づくな』、『今、神浜市にキュウベえはいない』。
いい感じの風呂敷具合。2話以降楽しみです。