デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

見える。まったりゆったりの中に侠気が。 コンボイ

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同じトラック映画なら「トランザム7000」を推す、という人が多いようですが、何をおっしゃいますやら。断然こっちでしょ。

コンボイ(1978年/サム・ペキンパー監督)


話が平板とか、スローモーションにキレがないとか、そんな事どうだっていいじゃないですか(笑)。

このゆる~い大らかさがアメリカのだだっ広い地平に合っているのですよ。

ラバー・ダック(クリス・クリストファーソン)のトラックに付いているアヒルのエンブレムは、「スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ」でタランティーノが乗っている車椅子にもついていました。時代を越えるリスペクトじゃないですか。

アーネスト・ボーグナイン最高。バート・ヤングもいい。アリ・マッグローは「うーむ」。

あと、原案になってるC.W.マッコールの主題歌はお話のアシスト役なんだから、ちゃんと字幕入れてくれないと(ユニバーサルのDVDはどれもツメが甘い)。

因みに第2班監督はジェームズ・コバーンでした。

※参考:「スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ」→2008年6月16日&29日