デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

トラックの日記念。 非武装トラック選手権。

本日10月9日は「トラックの日」

日付は「ト(10)ラック(9)」と読む語呂合わせから。公益社団法人全日本トラック協会(全ト協、JTA)が1992年(平成4年)に制定しました。

トラックと聞くとすぐ「武装トラック」「装甲車」に繋げてしまう私ですが、今回は原点回帰(?)で「そのまんまトラック」「非武装トラック」選手権を。

厳密には「トラック」と「トレーラー(トラクタ+トレーラー)」は分けて考えるべきですが、面倒なので大きく「輸送車」って事で。

そのシルエットの美しさと禍々しさで他の追随を許さないのが、

「恐怖の報酬」(1977年ウィリアム・フリードキン版)

僅かな振動が死につながる品質劣化したニトログリセリンを抱えて道なき道を。


オリジナルである53年クルーゾー版も捨てがたいので並べてみました。


物量で迫るなら、「恐怖の報酬」翌年の

コンボイ(1978年/サム・ペキンパー監督)

数は正義。絵になります。


で、「コンボイ」の前年に製作されたのに、国によっては「CONVOYⅡ」のタイトルで公開されたのが、

「ハイ・ローリング」(1977年/ピーター・カーター監督)

暑そーなアメリカと違って、こちらは寒そーなカナダの雪道でのコンボイ・クラッシュ(←ビデオ発売時タイトル)。


トラック窃盗団(トラック強襲して荷物奪って転売)VSカナディアン・トラック野郎の一騎打ち。

日本代表は「トラック野郎」…ではなく、

西部警察/第40話・激突!!壇ノ浦攻防戦-岡山・高松篇-」1984年2月19日放送/小澤啓一監督)

捜査協力中に銃撃戦に巻き込まれた加ト吉(現テーブルマーク)の主任が自社の冷凍配送トラックを総動員して追撃開始。


民間車両大爆走。数あるタイアップ企画の中でも指折りの名(迷?)シーンではないでしょうか。

本来であれば、スピルバーグの「激突!」なんかを挙げるのが筋かとも思いますが、何となくスピを推すのは気が引けるのよね。

優勝は加ト吉で。

 

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