デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【薄っぺらい「好き」が】経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。 ♯1【いつか本物の「好き」に】

【悲報】今期一番期待だった「ゴブリンスレイヤー」の新キャラはクッソむかつくクソガキだった…。

いやあ本当に期待しておりました「ゴブリンスレイヤー」。

冷徹無比な殺戮と仲間とのぎこちない友情、ヒロインたちとのキャッキャウフフが交互に楽しめると思っておりました。

第1話のサブタイが「ありふれた春の一日」。なるほど、最初は仲間との日常をまったりと映すのか、それはそれで癒される…と思っていたら出てきたのはギャーギャー喚き散らすだけのクッソ生意気なガキ冒険者なり立ての魔術師)。


いやまあ、こいつが女神官を嫌うのもゴブリン討伐に固執するのも何か理由があるんだとは思いますよ。

そこにかつての自分を重ねたからこそ、ゴブリンスレイヤーが手を差し伸べたんだとも思いますが、このガキは生理的に駄目だわ。とっとと実戦でお仕置きされて退場してもらいたいものです(まさかレギュラーのパーティメンバーになったりしないよな。だったら切るぞ)。

モヤった心はラブコメで癒そう。チャンネルはそのまま。

「経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。/第1話・経験済みなキミに、経験ゼロなオレが、告白する話。」(2023年10月6日深夜TOKYO MX放送/大庭秀昭演出)。

加島龍斗(かしま りゅうと)は自称《量産型陰キャ男子》の高校2年生。

同じクラスの「学年一美少女」白河月愛(しらかわ るな)に憧れを抱いていますが、その距離は遠く長く果てしなく。


陰キャ仲間とのくーだらない賭け(中間テスト最上位者は最低得点者の言う事を何でも聞く)に敗れた(つまり仲間内では一番成績が良かった)龍斗に下された罰ゲームは「好きな女の子に告白する」

ならば相手はダメ元で白河月愛。誰が見ても玉砕確率100%のバンザイアタックでしたが、意外にも月愛の答えは、

『じゃ、つき合おうか。あたし今フリーだし』

まさかの快諾。いやしかしそんな簡単に…。

『誰に何回言われていても、人に好きって言われたら嬉しくない?』

でも、その好きはちょっと薄いような…。

『最初は薄っぺらな好き同士でも、(付き合ってるうちに)いつか本当の好きになるくない?』


でもまだ本当の好きになるまでつきあったことは無いと言う白河さん。

罰ゲーム告白から始まる恋と言えば最近では(パターンが逆ですが)陰キャの僕に罰ゲームで告白してきたはずのギャルが、どう見ても僕にベタ惚れです」なんてのが。

無茶を承知の告白から始まる恋と言えば僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件なんてのもありましたね。

陰キャとギャルの恋という意味では「その着せ替え人形は恋をする」の下位互換と言えるかもしれません。

他作品とちょっと違うのは、月愛の貞操観念がゆるゆるだった事。

しょびっち」のヒロイン香坂秋穂も大概でしたが、あちらは間違った性知識を吹き込まれた耳年増で文字通り処女ビッチ。

月愛は付き合ったらまずSEX。ただし、それを望んでいるわけではなく、男とはそういうもので拒めば去っていく、と思い込んでいるから。

告白受諾の帰りに家まで送ってもらい、そのまま部屋に上げて服を…。

正真正銘の白河さんの下着(本人装着済み)が目の前に。

『ちょ…な、何してんです?』

『何って…エッチじゃないの?』


『え…え!?』

『え…ってか、したくないの?』

本音を言えば「したい(凄くしたい。絶対にしたい)」。しかしそれではこれまで彼女が付き合って来たカラダ目当てのクズ野郎と同じになってしまう。

『今日は…しないでおこう』

まだ相手の事は良く知らないし分からない。互いに「本物の好き」を自覚するまで行為はお預け。

『すぐエッチしないのもいいかもね。こういうワクワク、初めてかも』

タイトルとサブタイを同時回収してお付き合いスタート。綺麗に決めた龍斗ですが、帰宅後は…、

『やっぱりヤッときゃよかった~!!』


安心しろ龍斗。大学卒業して就職(退職)して尚、同じ悶々を抱えている先達がいるぞ。

げんしけん斑目、魂の叫び。

 

★ご参考

 

 

 

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