いや、これ、どこから突っ込めばいいんだ…。千手観音が北斗百裂拳を繰り出してもまだ足りない。
猫の手も借りたいツッコミの玉手箱。
「君のことが大大大大大好きな100人の彼女/第1-2話」(2023年10月8日、15日TOKYO MX放送/佐藤光監督)
中学卒業の日に「連続失恋記録100」を達成した「敗北しか知らない男」愛城恋太郎。
友人A曰く『顔も悪くないし、運動も勉強もできるほう。誰にでも気が利くし男女問わず人望もある』のに何故!?
高校入学を前に神頼みの縁結び。神社に詣でたら賽銭箱から神様登場(中の人は千葉繁!!)。そのお告げは…
『おぬしは高校で運命の人と出会うことになっておる』
しかも、その数100人!!
『運命の人同士が出会うとき、全身にビビンと衝撃が走り。立ちどころに互いを好きで好きでたまらなくなる…俗に言う人目惚れじゃ』
『互いを好きで好きでたまらなくなる…』
神様の台詞を細かくリフレインする恋太郎に神様ちょいキレ。
『やること多くて尺ギリギリなんじゃから1話。あれ?原作にあった神様のセリフないけどカットされた?てなったら困るじゃろ儂が!』
いきなりのメタ発言! アニメならではお遊びかと思ったら原作にも。
漫画もアニメも大変なのね、初回って。
でも言ってるそばから、画面にSKIPボタンが現れ…
『わー!今わしのセリフカットされた!』
因みにカットされた台詞はこちら👇。にしても尺調整の原作カットをネタにするとは。侮れません。
そして迎えた入学式。原作では学校名の表記はありませんでしたが、いらん所で盛っています。何だよ「お花の蜜」って?
花の蜜と言えば、スコーピオンズのライブアルバム「Tokyo Tapes」のジャケット(写真右。海外発禁)。
で、その日に早くも運命の人とごっつんこ。しかも二人同時。
可憐系美少女、花園 羽香里(はなぞの はかり)と、もはや絶滅寸前の希少種「ツンデレ」美少女、院田 唐音(いんだ からね)。
羽香里はその名の通り謀(はかりごと)好きな(しかし自爆体質な)女の子。
間接キス作戦失敗。
唐音は口癖が「〇〇じゃないんだからねー!」。
見事なネーミングです。
唐音はツッコミスキルも上級クラス。
二人から同時に告白を受けてしまった恋太郎。100連敗の後に来たW告白。どちらを選ぶべきなのか。
迷った挙句、再び神社へ。しかし、そこで衝撃の事実が…。
通常、運命の人はひとりに対してひとり。しかし、恋太郎に関しては、設定作業をミスって「1」と書くべき仕様書(?)に「100」と。
原因は、丁度その時、金曜ロードショーで放送していた「天空の城ラピュタ」。
『初見だったんじゃ!初見バルスだったんじゃ!100点じゃろラピュタは!』
この時点で驚天動地ですが、問題はその後。
『運命の人と出会った人間は、その相手と愛し合って幸せになれるじゃが…それが叶わなかった場合…なんやかんや色々あって死ぬのじゃ』
つまり恋太郎に選ばれなかった女性は「なんやかんや色々あって死ぬ」。
しかも、あと3年以内に総勢100人の運命の人がやって来る。
ひとりの取りこぼしも許されないハーレム地獄。その苦悩はリトさんを遥かに凌駕します。
どうする恋太郎!?
悩んだ末に2人の告白を受け入れた恋太郎ですが…。
第2話では「平等なファーストキス」を巡るあれやこれや。この3人の喧騒を観ているだけで楽しいのですが、2話で早くも「3人目」登場。
どうする恋太郎!?
おまけ
特別ゲストの猫の手。股間に猫の手と言えば元祖ハーレム王リトさんと風紀委員・古手川唯でしょう。
★勿論100点ですよ、バルスは。
☜ランキング投票です。バルスは100点だと思う方はワンポチを。
★本日10月21日は渡辺謙(1959~)の誕生日(おめでとうございます!)
「GODZILLA」の渡辺謙は存在感微妙だったなぁと思われた方は是非こちらを。
溜飲が下がると思います。
★本日のTV放送【26:45~テレビ東京/サタ☆シネ】