『綾乃…ちょっと抱きしめさせて!』
冒頭、団欒って何? な周防家の食卓。雰囲気を鉛にしているのは御当家当主(政近・有希の祖父)。
言葉の端端からこぼれ出るのは政近に対する恨み言(有り余る才を持ちながらその責を理解せず家を、つまりこの俺様を捨てやがって…←何気に未練たらたら。可愛さ余って憎さ100倍)。
今回初めて政近母が顔出しで登場。政近の記憶の中の「夫をなじり続ける妻」像や「あの母親」という言動から、祖父と同じ感情を政近に向けている冷徹系の人かと思いきや、裏では政近をそして政近と有希の関係を案じているようです。
毅然とした態度で周防家次期党首を演じていた有希ですがぼちぼち限界。
自室に入るや従者・綾乃にハグ。そのまま胸に顔うずめてぐりぐりぐり。
『よし、回復した』
『もうよろしいのですか?』
『うん。ありがと。いやぁやっぱ、おっぱいって偉大だわ』
そのおっぱい付き抱き従者、ひとりください。
「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん/第9話・ラブコメのち催眠術」(2024年8月28日TOKYO MX放送/塚原佑希子、池田絢、福元しんいち演出)
前回「学生議会とかどーでもいいからラブコメやってラブコメ」と我儘リクエストを送りましたが早速叶いました。
嬉し恥ずかしラブコメ祭り。
まずは学生議会の後始末。仕掛けたくせに敵前逃亡と言う恥ずかしい幕引きに陰であれこれ言われている谷山沙也加の名誉を回復したいと考えるアーリャさん。
相手の自滅で拾ったとは言え勝ちは勝ち。谷山救済はその結果を微妙なものにしてしまうので普通なら避けるところですが、政近の仕事は「アーリャを支える」こと。善し悪しよりも損得よりもアーリャの気持ちを優先…という密談を生徒会室でしていたら…
窓際の机(会長席)の下に何かが蠢く気配…
(なんか…いる!)
狭い空間でおしくらまんじゅうを楽しんでいるのは剣崎会長と更科副会長。
毎度お馴染みラブコメ四十八手のひとつ「咄嗟に机(もしくは教壇)の下に隠れて密着」です(似たような状況に「咄嗟にロッカーの中に隠れて密着」というのがありますが、これは体位ならびに接触部位が異なるので別物と看做します)。
左:僕の心のヤバイやつ
右:青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
滅茶苦茶ラブコメしてんじゃねえか。ならばここは、知らん顔で出て行くのが出来る後輩というもの…と思って視線を戻したら…何かアーリャがすっかりメス顔。
(あれ何だこれ!? こっちでもラブコメイベントがぁ!?)
完全に出来上がっています、アーリャさん。
(あ、駄目だこれ。何が駄目って色々と駄目だ!)
仕方なく隠れている会長らに声掛けして「お互い何も見なかった聞かなかった」事に。
谷山の件は学生議会で谷山のパートナーを務めた宮前乃々亜(みやまえ ののあ)に一任。
その密談に使った空き教室の教壇の下には別の密談(ごっこ)をしていた有希と綾乃が。
3人顔を合わせた所をアーリャが目撃。自分をほったらかしにして幼馴染と親交を深めている政近におかんむりプンプン。
ご機嫌斜めなアーリャさんに「放課後一緒に試験勉強でも」とお誘いして生徒会室へ。
やけに距離を詰めてくるアーリャさんでしたが、そこに有希・綾乃がやって来て再び不機嫌に。
『よろしければ私たちもご一緒させて頂いても?』と言う有希にロシア語で『やだ』『二人がいい』→政近悶絶(可愛いこと言うんじゃねー!)。
延々と解答解説を頭に詰め込んで行く政近の勉強法に疑問を呈するアーリャですが、それが政近の昔からのやり方と口をそろえる有希と綾乃に再び疎外感(幼馴染という概念を余裕で消し飛ばす間柄ですからねえ、3人は)。
行き詰っている様子の綾乃に手を差し伸べる政近。
『気にすんな。別に馬鹿にしたりしないって』
『いえ、そこはむしろ“この無能!”と容赦なく仰って欲しいのですが…』
順調に成長してるな、ドM従者よ。
ここにマーシャさんが合流。更科副会長が没収した「誰でも出来る催眠術入門」を見つけて興味津々。
『かけてみて』と言うおねだりをアーリャが拒否ったので政近がかわりに試したらマーシャさん秒で完オチ。
ヤラセを疑うマーシャにも掛けたらマッハ完オチ(流石姉妹)。
ここぞとばかりに有希が『あなたたちはだんだん開放的な性格になります。理性がなくなり、身も心も丸裸になってしまいます』と暗示作戦。
マーシャのバブみに拍車がかかって、政近・アーリャを無限撫で撫で。
更に解放的になった二人は上着脱ぎ捨てスカート脱ぎ捨て…。
いやあ、ラブコメって本当に良いものですね。
★教壇下で密着と言えば
★催眠術で解放と言えば
★ついでに閉所密着と言えば
★本日のTV放送【21:00~日本テレビ】