冒頭、何か色々あって人類ほぼ滅亡。いいんです、原因なんか。
要するにウィルスか何かが蔓延してゾンビ化した感染者が人間喰い散らかして終了。喰い尽くしたら自分たちも餓死して終了。
生き残ったのは大人二人に子供ひとり。
「ハーモニー・オブ・ザ・デッド」
(2015年/ミゲル・アンヘル・ビバス監督)
ハーモニーは街の名前。浦和オブ・ザ・デッドとか本八幡オブ・ザ・デッドと同じ。死者の調和という意味ではありません(原題はEXTINCTION-絶滅-)。
雪に覆われたハーモニーでの静かな暮らし。かつては親友であった男たちの間にはひとりの女性を巡って生まれたぬぐいきれぬ傷と不信と軋轢が。
決して交わろうとしない二つの生活。そこに絶滅したと思っていた感染者が環境適応したミュータントとなってこんにちは。
う~ん、また白塗りでうががーと叫ぶだけの新人類かあ。
やがて感染者軍団がハーモニーにカチコミかけてきて…ってこないだ御紹介した「コロニー5」の既視感が半端ないな。
感染者は「パンドラム」と何が違うんだ?って感じだし、何より相手をなじるだけのお父さんに共感できません。
で、まあ、こうなっちゃうんだろうなぁと思った通りのまとめ方しちゃうし。
人間ドラマとして佳作、みたいな言われ方をされていますが、わたし的には割と不快なお話でした。