デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

トップを・・ねらえ? スター・トレック[2009年版]

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トレッキーではないので、ツボの突き方の上手い下手はよう分からんのですが、ここまでタメの無さすぎる演出は如何なものかと。

スター・トレック」(2009年/J・J・エイブラムス監督)

前作「Mi:掘廚發修Δ任靴燭、この人、兎に角タメがない。

めまぐるしい。慌ただしい。結果、後に何も残らない。

プリクエルなのにパラレル持ってきて、TVシリーズの設定をチャラにするという荒業を出しつつ、レーナード・ニモイをスポック役で引っ張り出すという「目配せ」も忘れないあたりは「巧い!」と思いましたが・・。

絵的な事で言えば、ロミュランの戦艦がブラックホールからワープアウト(←正確な表現ではないと思います)してくるカットは完全に「トップをねらえ2!」の宇宙怪獣でしたね(笑)。

それ以前に、“敵に撃沈された艦隊の船長の子供が、船長を知る者のアシストによって宇宙に出て父の敵を討つ”というプロットがまんま「トップをねらえ!」ですし。

エイブラムス監督、日本アニメオタクなのでしょうか?