デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

祝!映画化! 近畿他方のある場所について

お山にきませんか。かきもあります。

久しぶりにラノベ以外の本を買いました。


それは因果と怪異のジグソーパズル。

近畿地方のある場所について」(背筋著)

切っ掛けはコミカライズ。


オカルト系MOOKの企画を任された新人編集マン。彼が社の倉庫から見つけてきた過去資料。それは怪異の断片。

違法アダルトサイトのコメント欄の奇妙な書き込み、林間学校集団ヒステリー事件、加えてネットから拾い上げた様々な怪異…。

何の脈絡も関連性もないお話にかすかに透けて見える共通点「お山」

指し示しているのはある地域。県をまたいでおり、呼称が統一されているわけでもありませんが、地図を広げれば恐らく一筆書きに丸で囲める一帯。近畿地方のある場所。

まだ執筆途上で画になっているのは原作冒頭部のみですが、夜中に一人で読んでいたらちょっとブルっと(いやゾクっと)きたので、これは本編を読まねば、となりました。


所謂「モキュメンタリー」なのですが、構成が巧妙。少しずつパースペクティブが開けていくのは読書の快感です(ネタバレになっちゃうので詳細は割愛)。

で、この小説(でいいのか?)、映画化が決まりました。


詳細未発表ですが、監督は白石晃士。配給はワーナー・ブラザーズで2025年公開予定。

ちょっと(いやかなり)期待しております。


★ちょっと手触りが似ている気がする…


★ご参考~白石晃士監督作。

 

本年はこれにて店じまいです。皆さまお好みのホラー(orラブコメ)を観ながら除夜の鐘をお聞きください。良いお年を!

 

 

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