デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

なんちゃってワイルドバンチ。 バッド・ガールズ

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Pick it up. Put it in. Die like a man.

(拾って装填しなさい。男らしく死ぬのよ)

 

弾切れだ、という男にウィンチェスターの弾を弾き出して投げる女。男はその弾を拾ってSAAに。

 

え?っと思われる人もいるでしょうが、ウィンチェスターM1873はコルトSAAと弾の共用が可能なんですね。こういう細かいこだわりは好感が持てます。

 

「バッド・ガールズ」1994年/ジョナサン・カプラン監督)

 

冒頭、新聞記者ネリー・ブライが72日と11時間6分で世界一周を成し遂げた、という新聞記事が映るので時代は1889年です。

 

娼館の女主人コーディ(マデリーン・ストゥ)が娼婦に暴力を振るう大佐を射殺して縛り首…になる直前に仲間の娼婦3人(メアリー・スチュアート・マスターソンアンディ・マクダウェルドリュー・バリモア)に助けられて大脱走。お尋ね者に。


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裁判不要。神の名のもとに穢れた娼婦は縛り首だ!お祭り感覚で私刑断行の教会。
 

教会の禁酒パレード、銀行強盗失敗、軍用列車襲撃して武器奪取、人質交換からの大銃撃戦と基本的な流れは「ワイルドバンチ」


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左:マパッチとエンジェル…ではない。 右:死の行進…ではない。
 

真面目に見るとぬるさが際立って色々と文句も言いたくなりますが、旬の女優を集めて西部劇を作ってくれた事に感謝すべきでしょう。


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しょぼーいガトリングと二挺拳銃ノリノリなバリモア。
 

低予算プログラムピクチャーと割り切れば「出演者豪華だし、音楽ジェリー・ゴールドスミスだし」でちょっとお買い得な気分になれます。


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