『戻れないのよ…もう瞳がいなかった頃の売り上げには戻れないのよ!』
(俺は一体この人のどこに惚れてたんだっけ…)
詩子さんの外道っぷりが最大加速(Zero to sixty in five)。
(2018年6月9日深夜BS11放送/山田晃演出)
夜の二重生活が親にバレた瞳。正直にバーテンダーをやっていると告げるも信じて貰えず(当然だ)、給与の証として通帳見せたら援交を疑われる始末。
『うぅ…もう家にいたくないです…家出したい』
他人のピンチは自分のチャンス。親の介入を封じて瞳をバーテンダーに専念させるには乗るしかない、この大波に。
『出ちゃいなよ。いいじゃない家出。私もしょっちゅう家出したもんよ。でも私と違うのはあなたは働いてお金を得てる。一人前の女なのよ』
言葉巧みに瞳を乗せて喰いついてきた好機を逃さず、物件紹介。
出てきたのは新田紹介(こいつ不動産屋やってんのか)の家具付き超豪華マンション(敷礼無しで家賃半額。それでも15万/月)。ビビる瞳に
『こんな所に15万、しかも家具付きで住めるチャンスなんて普通ないのよ!
それに今日から急に住める所だってないのよ!
この契約書にサインするだけでもう住めるのよ!
さぁ!分かってもらえなかった親から卒業する時が来たのよ!』
(親しい人を追い込むとかヤクザよりえげつないわこの人…)
新田の詩子評価ダダさがり。そう言えば今回からOPのラストカット以外からも詩子の姿が消えています。
家賃支払いのため、バーの客(社長とか人事責任者とか)に斡旋されるまま様々なバイトを経験し、ことごとく完璧にこなす瞳。派遣社員として女先輩のイジメにも逢い(当然克服し)大人社会の辛酸まで舐めてしまった中学1年。
しかし、体力も精神ももはや限界。詩子主催の引っ越し祝いに母親を呼んで全て御破算にしようと画策しますが、集まった有名企業のお歴々を見て態度一変。
『娘をよろしくお願いします』『はぁぁああああ!?』
『母さんは我が子ながら少し恐ろしくなったわ。この行動力…こんなの見せられたら母さんには止められそうもないわね、まったくあなたは。好きに生きなさい』
晴れて独り暮らしも夜の仕事も公認されてしまった瞳。彼女の人生に幸あらんことを…。
後半は例によってアンズのいい話でしたが、瞳の受難と詩子の外道さが際立ちすぎて印象が…(そう言えばヒナの出番なかったな。モブで寝ていただけで…)。