代表作は? と聞かれたらジョン・サベージを除くスタッフ、キャスト全員が「クリスチーナの館だ!」と叫ぶであろう“芽の出なかった人たち”が作った映画。
「クリスチーナの館」(1999年/ギャヴィン・ワイルディング監督)
“館”と付いてますが、普通の家です。
クリスチーナ(とお父さんと弟)が、母親が入院する精神病院の近くに引っ越してきたら周りでバタバタ人が死に始めたからさあ大変。
冒頭、少女の体を揺すって「慣性と遠心力だけで」首を折る、という必殺仕事人的力技が炸裂。
クリスチーナの家の修繕をしているブラッド・ピットのそっくりさん(ブラッド・ロウ)がどう見ても怪しいのですが・・・。
事件が解決した後の「コピー・キャット」的オチが妙に怖く、作品の「忘却倉庫行き」を瀬戸際で食い止めてます。
にしてもアメリカ人はロクなもの喰ってないなあ・・・。