デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

これが60年代カルトか! 恐怖の足跡

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シックス・センス」の元ネタはゾンゲリアだとず~っと信じてましたが、オリジンはこっちみたいです。

「恐怖の足跡」

(1961年/ハーク・ハーヴェイ監督)


女3人を乗せた車が橋から川へ転落。唯一自力で脱出したメアリーは友人の死を忘れるために街を出るが、無気味な男の幻覚がつきまとう。

事故シーンに続くタイトル、クレジットの出し方がお洒落。61年とは思えぬスタイリッシュさ。

特に話が盛り上がる訳でもないのですが、何故か飽きずに観れる「雰囲気」を持っています(アングルの切り方も巧い)。

次第に増殖する死者の幻影(とメイク)は「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」にも影響を与えているようです。

※写真はデジタル着色したカラー版のジャケットですが、オリジナルは勿論モノクロです。

※参考:「♪注射は眼にして! ゾンゲリア」→2008年6月13日