デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

やっぱり喰うんだ、犬。 少林寺

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“はぁあぁ~・・は!は!は!はは!”

やはり、私ら世代にとってこの人はジェット・リーではなく、リー・リンチェイです。

 

少林寺(1982年/チャン・シン・イエン監督)


“♪しょーりん、しょーりん”というダークダックス調の牧歌的コーラスに乗って、少林寺の現在の様子が語られるドキュメンタリーっぽい出だし。

ここで何と、日本少林寺にも触れて日本の映像が流れてちょっとびっくり。

うっかり殺してしまった犬を一旦は埋葬するものの「勿体無いな」の一言で丸焼きシーンへジャンプ・・・やっぱり喰うんだ、犬(「怒りの鉄拳」に続く衝撃)。

しかも、この後、師範が「普通は煮て喰うがな。丸焼きは初めてだ」という素敵な註釈。

アクションのつるべ打ちは演出が平板なのでやや食傷しますが、個々の技は洒落にならない高等技術(に見えます)。

これをジャッキー・チェン主演でリメイクするらしいのですが、どう考えても歳が…。

リー・リンチェイ、この時19歳だぞ。君、今年55じゃないか。

師範役なら分かりますが。基本設定変える気なんでしょうか。