最もハマった曲は何だ? ANIMETAL USA
超豪華メンバーなのに、どこから見ても色物企画。
アニメとメタルという人生の裏街道に横殴りなスポットライトを浴びせたアニメタルUSAの1stアルバムを聴いて見ました。
昔の“あの”声が出ているのか不安でしたが、まだまだイケるじゃないか、マイク・ヴェセーラ!
スタジオ版はオーバーダブがあるかもしれませんが、今年のLOUD PARK映像を見る限り“歌うマーシャルアンプ”は健在のようです。
お馴染みとなった「宇宙戦艦ヤマト」、きっちりメタルとして昇華されている「残酷な天使のテーゼ」、スローバラードという反則アレンジを施した「タイガーマスク」などどれも聴き応えがありましたが、一番ハマったのは、やはり王道、
「ガッチャマンの歌」
“Who Is It!? Who Is It!? Who Is It!?”という直訳ロックに悶絶必至。
クリス・インペリテリも弾きたい放題、し放題。
自作自演のメタルカラオケと言ってしまえばそれまでですが、実力者揃いなので、メタル純度はシックスナイン(演奏レベルは間違いなく本家アニメタルより上)。
現在、春のニューアルバムに向けてリクエスト募集中だとか(続けるのか!?)。
詳しくは公式サイトで→http://ime.nu/www.animetalusa.jp/
個人的にはアニソンよりも、この面子でオリジナル・アルバムを作ってほしいのですが…。
敢えてリクエストするなら鉄板で「海のトリトン」「バビル二世」「サイボーグ009」「真っ赤なスカーフ」あたりでしょうか。
※ガッチャマンの歌→http://www.youtube.com/watch?v=0JQT5VKboKE&feature=related
余談ですが、ANIMETAL USA来日前に伊藤政則がラジオで彼らを紹介していたのですが、実に嫌々やっている感じで不愉快千万でした。
「皆他に買わなきゃいけないCD一杯あるでしょぉ。例えばツェッペリンのCD全部持ってますかぁ。ピンク・フロイドの新譜も出ますよぉ」
ロックの水先案内人が最も唾棄すべき権威主義者になってしまうとは…(アニメもしくは色物企画が嫌いなんでしょうね、きっと)。
※写真(上)は水木一郎アニキと夢の(?)2ショットを実現したマイク・ヴェセーラ。