情報量多すぎ!しかも全て無許可(天晴れ!)。 ロゴラマ
“(無線)全車両に告ぐ。強盗事件発生。被疑者は赤い車で西へ逃走。白人男性、身長180cm。赤毛に黄色のツナギ。ドナルドと呼ぶと反応…”
画面という画面の隅から隅までぎっしりみっちり貼り込まれ作り込まれた企業ロゴ。
その数は2,500とも3,000とも(←データ元によって数が違う)。
しかも、その全てが無断使用。天晴れです。
「ロゴラマ」(2009年/ルドヴィク・ウーブラン、フランソワ・アロー、エルヴェ・ドゥ・クレシー監督)
僅か17分の短編アニメですが、情報量が多すぎてとても脳内処理が追いつきません。
ロスの街をロゴだけで構成しているのですが、ロゴだけ並べてもストーリーにならないので、演技部分は各社のキャラクターが担当。
無線で告知された強盗犯は勿論、ドナルド・マクドナルド。
追う警察はビバンダム(ミシュラン)。流石フランス映画、分かりやすい配役です。
逃走劇に巻き込まれたm&m’sは木っ端微塵。ビッグボーイを人質にしたドナルドは、エッソガールの尻を鷲づかみにしているプリングルス親父のいるファミレス(ピザハットやらダンキンやらスタバやらのロゴが入り混じっているので特定不能)に篭城。
「I’m FREE!!!!!!!」と絶叫しながらサブマシンガン乱射する様は完全にイカレサイコ。
最後はディザスター・ムービーになってロス壊滅(カーネル・サンダース圧死)。
素晴らしい(笑)!
2009年アカデミー短編アニメ賞受賞。