ラロ・シフリンが風呂で屁をこいたようなヘッポコサウンドにのって、可愛い子猫がにゅあーん、にゅよーん、にゅやにゅよん。
SF/ホラーに子猫が出てきて酷い目に遭わなかった例(ためし)がないので、「嗚呼、この可愛い子猫も…」と心配していたら、その通りになりました。
昨日ご紹介した「ブロブ/宇宙からの不明物体」の元ネタの片割れ、オリジナルである「マックィーンの絶対の危機」の(何と13年ぶりの)続編です。
「人喰いアメーバの恐怖2」
(1971年/ラリー・ハグマン監督)
どの解説を読んでも“ある田舎町の配管工チェスターが仕事場から持ち帰った「要冷蔵」と表示された金属ケース。それは~”という出だしになっています。
何で、田舎町の配管工が要冷蔵の金属ケースを見つけるんだよ、と不思議だったのですが、本編観て納得。
チェスターはケーブル施設の技術者で長期出張から帰ってきた所。要冷蔵の金属ケースはケーブル埋設の作業中に永久凍土から出てきたもの、という説明でした。
それ、配管工って言わないだろ(笑)。
さて、このチェスターさん、久しぶりの我が家で何をやっているかと言うと、家の中でキャンプ。
室内にテント張って、ビールをぐいぐい。
まだ缶のプルトップが切り離し式なので、まずプルトップを缶の中に落し、「エコも大事よねー」とか言いながらぐいぐい。
何かね、物凄~く憧れるシチュエーションです。
残念ながら、チェスターさんは、ハエ、猫、奥さんに次ぐ四人目の適格者…じゃない犠牲者になってしまいます。合掌。
お話は、ゆったりまったり。どーでもいい人達が次々とブロブの犠牲者になっていきます(いやもう、街全体が飲み込まれても一向に気にならないくらいどーでもいい人達)。
ボウリング場のレーンから一気にブロブが雪崩れ込んでくる様は圧巻(ミニチュアだけどね)。
車椅子のおっさんが階段転げ落ちたり、神父みたいな人が十字架かざしながらブロブに飲み込まれたり、笑いに毒がある(基本、コメディ仕立てなんです)のが好感触。
で、本当にリメイクするのか、ロブ・ゾンビ?