![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/z/zombieito/20190828/20190828000759.jpg)
呪いも獣も関係ないので、邦題に甚だしく偽りがありますが、見どころと思しき箇所無きにしも非ず、なB級SF。
「呪いの深海獣」(1966年/フランシス・D・ライオン監督)
海底科学研究所が未確認の信号をキャッチ。様子を窺うように少しずつ近づいてくる信号に「怪獣か!?」の期待が踊りますが、やって来たのは円盤型潜水艇。
何と呪いの正体は宇宙人の侵略でした。
海底科学研究所はどう見てもミニチュア。「ノンマルトの使者」レベル。
しかし、この円盤型潜水艇が研究所の窓をかすめて通り過ぎる瞬間の構図は威圧感とスピード感があり、ちょっとわくわく。
![イメージ 2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/z/zombieito/20190828/20190828000805.jpg)
この円盤を調査に行った3人は、あっさり内部侵入に成功(いや、それ以前に“深海”って設定だったよな、ここ)。
ここで金属製のカプセルを発見。よせばいいのに持って帰ったら、熱で巨大化。中から半漁人のような“恐怖!オコゼ男”が。
どうやらこれは異星人の仕組んだ罠(安い罠だなぁ)で、オコゼ男は異星人の侵略兵器だったようです。
半漁人マニアの間で有名なこのオコゼ男、ショッカーがスカウトしに来そうなくらいの完成度。
水中格闘もあるので、背部に酸素ボンベ格納スペースが必要なのですが、怪我の功名で実にいい感じの背ビレ具合になっています。
遊泳中に体からボコボコと気泡を出し続けるのはご愛嬌。
![イメージ 3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/z/zombieito/20190828/20190828000809.jpg)
人間側も水中移動は水中スクーターやら水中ボートやらで、銛を片手に格闘を挑む様はさながら「サンダーボール作戦」。
…なのは良いのですが、終盤、オコゼ男を追撃する際に水中ボートを押し出す謎の出演者発見。隠す気ゼロで堂々とボートを押していますが、あなた誰? いつからそこ(底)にいたの?
![イメージ 4](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/z/zombieito/20190828/20190828000813.jpg)
「パピヨン」のラストにダイバーが映り込んでいたのもショックでしたが、ここまで堂々と映られると、出演者としてカウントしてあげたくなります。
販売元はお馴染みWHD。画質の振れ幅はお馴染みですが、今回は許容限界ギリ。しかもアフレコ(orアテレコ)をしているようで、口と台詞が景気よくズレています。
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STOP PRESS!
大塚周夫死去!
吹き替えは勿論、チャールズ・ブロンソンですが、リチャード・ウィドマークの憎憎しさも忘れられません。
ご冥福をお祈りいたします(もう、声優業界、壊滅状態だな…)。