
「幸せだなぁ。僕ぁ、オムライスを食べている時が一番幸せなんだ」
本日のボスキャラはオムライス。しかし、その前には強敵・筍ご飯が!
勝てる気がしねえ…。
美術予備校の実技力診断テスト。課題は静物デッサン。出されたモチーフは…
米俵と筍(と人参と油揚げ)。
脳内変換された見事な筍ご飯を描いたリョウは課題違反で下から3番目。
ん? 課題違反したリョウより下に2人? ひょっとして筍ご飯描いた奴が3人いて、その中ではリョウが1番だったって事か?
落ち込むリョウを慰めるために、きりんと椎名が筍ご飯パーティを企画(作るのはリョウですが…)。
炊飯ジャーは使わず土鍋。
「おこげ大好きです…じっくり染みたタケノコ。それを支える油揚げのコク…ずっと噛みしめていたい」

椎名もリョウもお前誰だよ?ってくらいキャラデザ変わっています(笑)。
そしてメインは伝説の半熟オムライス!

厨房に忍び込んだ浮浪者風の男がケチャップライスを作り、その上にオムレツを乗せて中央縦一文字に切り込みを入れると、着物がはだけるようにオムレツが広がって半熟の内側が露に…。

伊丹監督の映画って妙に計算高くて、あまり好きになれない上に「タンポポ」は主役であるべきラーメンが全く以って美味そうに見えないという致命傷があるので評価は今ひとつふたつみっつなのですが、このとろふわオムライスと死にかけ母ちゃんが作る炒飯だけは“喰ってみたい!”と思いました。
1品作るたびに“1ヶ月1万円生活”のカメラ目線になるのは何故だ?(笑)

しかし、君ら3人で何皿のオムライス喰ったんだよ。
余談ですが、「デッド・オア・アライブ/犯罪者」で、家族でファミレスに来た哀川翔が、照れた笑顔で「…オムライス」というシーンが大好きです。