デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

米を喰っているだけなのに…。 甘々と稲妻 ♯1

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おとさん!ママにこれ作ってってお手紙して!


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『ママ、これくらいお肉美味しく作ってくれるかなあ』

 

いやぁ、それは反則だろ…。日本中の(いや、ネット配信されているだろうから世界中の)父子家庭お父さんの心臓が一瞬止まったんじゃないでしょうか。

 

甘々と稲妻/第1話・制服とどなべごはん

201675TOKYO MX放送/岩崎太郎演出

 

高校の数学教師、犬塚公平は半年前に妻・多恵を亡くして一人娘つむぎと二人暮らし。

 

まめまめしく娘の面倒を見ていますが、料理は苦手のようで保育園に持たせる弁当は冷食詰め合わせ、晩御飯はコンビニ弁当かほか弁(頑張ってファミレス)。

 

それでも文句ひとつ言わず食べ続けるつむぎが健気(ここで既に泣ける)。

 

二人は近所にお花見に行った折、一人で泣きながら弁当を食べている怪しい女子と遭遇。


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違うんです。美味しいから泣いてるんです。一人ぼっちで寂しいとかじゃなくて

 

『そんなに美味しい?』

 

『美味しいです! 凄く美味しいです!』


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聞けば女子の母親は“ごはんやさん 恵”なるお店を経営しているとの事。そして冒頭の台詞。立ち眩む程のショックを受けた浩平はつむぎを背負って一路、恵へ。

 

お願いします! 娘に…娘に美味しいご飯を食べさせてやりたくて…

 

しかし、恵は主不在。代わりにいたのはあの時の女子(女子の正体は公平が副担任をしているクラスの生徒・飯田小鳥)。


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あります!!美味しいご飯、あります!! わ…私だって、お米くらいは炊けます!

 

取り出したのは土鍋。おいおい大丈夫か、な手つきで米を研ぎ、炊き、蒸らし…。

 

お米が…炊けましたよぉぉー!!


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見事に立ち上がった米粒。湯気が、艶が、照りが…。白米だけなのに。この満たされた感は何だ。

 

ご飯、おとさんと一緒に食べるの久々ねー

 

ああそうだ、大事なのは“何を”じゃなく“誰と”だ。食の王道テーゼがここにも。

 

幼女+ごはん。「ばらかもん」+「幸腹グラフィティ」ですね。

 

そして、小鳥の口から出た驚愕の提案。

 

私と、ご飯を食べませんか!? 私とご飯をつくって食べませんか?

 

な、何を言っているんだお前は? と混乱したところでTo Be Continued

 

余談ですが、ここに「ふらいんぐうぃっち」真琴の作った二十日大根の漬物があれば極楽浄土でしたね。



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