引っ込み思案で子供ともロクに話せない女子高生・児嶋加奈を“鬼の児嶋”に後押ししたのは、小学生・佐藤一郎でした。
「なんでここに先生が!?/3時限目」
アニメ3時限目は原作7時限目「大人げ」と8時限目「よいどれ」の併せ技。
シチュエーションの違う話を無理やりくっつけたので会話に若干の齟齬があります。
「大人げ」の舞台は児嶋の自宅(知り合いの引っ越しの整理を手伝ってこいと母に言われた佐藤が児嶋宅と知らずにやってくる)、「よいどれ」の舞台は佐藤宅の佐藤自室(児嶋が引っ越しの手伝いのお礼がしたいと佐藤母に言ったら「じゃあ息子の面倒をみてくれ」と言われてやってきた)。
どっちも佐藤母が影で糸を引いている“ムスコよ、既成事実だ大作戦”です。
アニメ3時限目の舞台は佐藤宅なので、佐藤母の「加奈の引っ越し祝い」という原作7時限目の台詞はちょっと場違い(加えて児嶋が佐藤宅にいる理由も分からない)。
「大人げ」は将来(教師という職業選択)に不安MAXだった女子高生・児嶋の背中を小学生・佐藤が押す出会い編。
橋から飛び降りると大人になれるという伝説を信じた佐藤と巻き込まれた児嶋。
児嶋にとって佐藤は名前も知らぬ恩人でしたが、当時の写真を見た佐藤母がこれは一郎と断言して運命の再会。
「大人げ」の“げ”は“気”ではなく“毛”なのですが、そこんとこのエピソードは割愛(残念!)。
「よいどれ」は酒に弱い加奈に“一服盛った”母の計略で怪しい雰囲気。
原作母はより大胆。
してやったりな佐藤母。あんたって人は…。
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