デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【新規開拓、鼻水フェチ】道産子ギャルはなまらめんこい #1【カツゲン飲んでセコマに行こう】

『セコマ行こうよ!』

安達としまむらのデート場所がショッピングモール一択だったのと同じ感覚で北見ではセコマなんでしょうか。

「道産子ギャルはなまらめんこい/第1話(画面表記はだい1わ)・道産子ギャルはなまらめんこい」(2024年1月8日深夜テレビ東京放送/星野美鈴演出)

東京から北海道北見市に引っ越してきた高校生・四季翼。

北の大地に降り立って、タクシーで家に向かう最中、折角だから散策でも、と目的地の隣町でタクシー降りたのが運の尽き。

気温低すぎ寒すぎ。吸い込んだ(新鮮な)空気は一撃で肺を凍り付かせる即死トラップ。

この激寒の中、徒歩で隣町まで行けるのか?と不安なった所で目の前にギャル発見。


この寒さの中、生足だと!? それがギャルの矜持なのか。

耳も鼻も真っ赤で、何か可愛い。

取り合えず、道を聞こう。スマホで地図を出して行き方を聞いたら、

『ずーっとあっち』

方向だけは分かった。よし、気合を入れて…

『ねえちょっと。歩いて行く気? 多分3時間は掛かるよ。雪降ってるし』

遭難・凍死オープンリーチ。デカすぎるぞ北海道、いや北見市

『したっけさあ、一緒に待つ?バス』

彼女は冬木美波(ふゆきみなみ)。翼と同い年の16歳。徒歩は諦めて美波と一緒にバスを待つことに。

で、いきなり腕組み。


『だって寒いんだもん。嫌?』

「ギャルは距離感バグッてる」という「夢見る男子は現実主義者」で再三語られている定理は北海道でも有効だったようです。

柔らかいものが当たってる! 更にくしゃみで鼻水が。ダブルインパクト!

鼻水フェチという新しい領域が開拓できるかもしれません。

翌日、転校初日。視界に美波の姿は無し。流石に同じクラスはないか、と思いましたが、しっかり遅刻で大名登校。しかも席隣同士。

(いやいや、嘘だろ。こんなありきたりな偶然起きるか!?)

起きるに決まっているじゃないか。ラブコメだぞ。宇宙の法則だよ。

帰り道、美波を駅まで送ったら『明日、ウチくる?』

見渡す限り断る理由はありません。マッハの展開でお宅訪問。

『翼、ラッキーだね。今日、うちの親、いないんだ』

一気にそこまでか!まあ、親が不在だから床暖と大型ストーブがあるリビングを独占できるという意味でしたが。

飲み物はソフトカツゲン雪印メグミルクが北海道限定で発売している乳酸菌飲料

WIKIによれば、昭和初期に帝国陸軍雪印メグミルクの前身である北海道製酪販売組合連合会に「給水状態の劣悪な中国中央部に駐屯している軍人用の栄養飲料」の開発を依頼したのが始まりなんだとか。

そのカツゲンをコップに注ぐのに失敗(勢い良すぎて胸元びっしゃり)した美波がお色直し。戻って来たら何かもう「かかってきなさい」な格好に。

(魔王降臨!)


激しく動揺しつつ、持参した「買ってまだ見ていない映画のビデオ」で場を繋いだ翼でしたが、再生中に美波寝落ち(これは翼のチョイスが悪い。美波は悪くない)。

健やかな寝顔に起こすのも忍びなく、映画終わった頃合いで帰り支度。

折角、休みの日に家まで来てもらったのに…。慌てて翼を追いかけてきた美波。

『ねえ翼、お腹すいちゃった。セコマ行こうよ』

(英語字幕は「Let’s go to Seicomart!」)


引きの画がセコマの看板。「波よ聞いてくれ!」よりも力入ってます。

 

★ご参考~セコマの創業者とエジンバラデートの思ひ出

 

 

 

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