『目の前に腕が転がっている。俺はカメラ越しに見ているからその距離の分、現実性が薄くなる。断面や組織をじっくり観察したよ』
本日5月9日は「メイクの日」。
「メイ(May)ク(9)」と読む語呂合わせからJapan Make-up Artist Network(JMAN)が制定しました。
映画でメイクと言えば「特殊メイク」。
特殊メイクと言えばズルズルデロデロ。溶けたり腐ったり爛れたり捥(も)げたり。
よっしゃズルズルデロデロ選手権だ!と思ったらもうやっていました。
ならば、人に的を絞ろう。第一人者リック・ベイカーでどうだ!?と思ったにこれもやっていました(ネタ切れって言うな!)。
次点はスタン・ウィンストンかディック・スミスかロブ・ボッティンか…。
いやいや、曼荼羅畑的にはやはりこの人でしょう。
トム・サヴィーニ。
1946年ペンシルベニア州ピッツバーグ生まれ。カーネギーメロン大学で学び、ベトナム戦争中は従軍カメラマンとして戦場へ。
ベトナム帰還後、知り合ったのがジョージ・A・ロメロ(運命の出会い!)。
ここから特殊メイクアップアーチストと役者という二足の草鞋を履くキャリアがスタートするわけですが、今回は「特殊メイク」に絞って私的トム・サヴィーニSELECTIONを。
作品一覧はこちら(順不同6作)。
- バーニング(1981年/トニー・メイラム監督)
- ローズマリー(1981年/ジョセフ・ジトー監督)
- 悪魔のいけにえ2(1986年/トビー・フーパー監督)
- クリープショー(1982年/ジョージ・A・ロメロ監督)
- ネクロノミカン(1993年/ブライアン・ユズナ他監督)
- 死霊のえじき(1985年/ジョージ・A・ロメロ監督)
★各作品レビューはこちらから。
★作品自体あまり知られておりませんが、こんなのも手掛けていますね。
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★本日のTV放送【13:40~テレビ東京/午後のロードショー】
※メイクの日にフルCGIの作品をぶつけてくるとはテレ東さんも皮肉が効いています。