デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

これがシュールレアリスあ痛たたた! アンダルシアの犬

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よ~く研いだ剃刀で女の眼球を横一文字(しかもドアップ)。中からゼリー状のものがとろ~り。嫌ぁあぁぁあ!

サンゲリア」が裸足で逃げ出す15分の実験映像。

「アンダルシアの犬」(1928年/ルイス・ブニュエル監督)

フリッツ・ラングの「死神の谷」(12月22日のブログ参照)観て映画監督になると心に決めたブニュエルが、サルバトール・ダリと組んで仕掛けた悪夢の連鎖。

掌に開いた穴から無数に這い出てくる蟻、道路に落ちている手首、騙し絵のように連なるイメージを数珠繋ぎ・・・シュールレアリスムか・・・いやあ、分かんねえ。

そもそも理解させない事を念頭に置いて作っていると思うので、これは正しい反応なのでしょう、多分。

これ、15分だから耐えられるけど、これが90分続いたら死ぬよなあ、あ、それが「イレイザー・ヘッド」か。死んだわ、確かに。

ブルー・ベルベット」冒頭の蟻とか道端に落ちている耳とか、リンチはこの映画の影響かなり受けていそうですね。

余談ですが、リュールレアリスムの創始者はフランスの詩人アンドレ・ブルトン、このブルトンの名前を拝借したのが、ウルトラマン「無限へのパスポート」に登場した四次元怪獣ブルトン。昔は怪獣の名前も凝ってましたね。

※すみません、超現実主義とかよく分からないので、お手軽な話題でお茶を濁させて頂きました。