デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

やはりゲームは自分でプレイしないと…。 SHOOTING/シューティング

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ゲームは自分でやるより他人のプレイを見ている方が好き、という人にはいいかも。

 

SHOOTING/シューティング」

2014年/ウィリアム・スチュワート監督)

 

冒頭、ミッションの解説とメンバーの紹介。曰く、

 

機密レベル:最高 未遂ミッションの報告

未遂ミッション名:ヒンターランド

任務:ミルコア社よりAME500の試作機を盗み出す。

チーム・リーダー:ジュールス・ホラウェイ(以下略)

 

まんまゲームのオープニングです。“未遂ミッション”っていきなりネタバレかよ、ではありますが…。

 

この様子をメンバーに埋め込まれたインプラントからの記録と各種防犯カメラの映像をミックスした全編POVのミッションクリア系ゲーム映像です。


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もっとビシバシ撃ちまくるのかと思いきや、意外と銃撃戦は控えめ。
 

メンバーの移動目線と防犯カメラの固定視線で動きの整理が出来ると踏んだのかもしれませんが、がちゃがちゃごちゃごちゃするばかりで鬱陶しい事この上ない仕上がり。

 

英題は「KILL BOX」「ROBOT WARS」の2種類が。どちらも劇中登場する二足歩行型ロボット兵器を指しているものと思われますが、これが安い、チャチい、貧乏臭い。


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てっきりモビルスーツのようなものを着込んだ兵士なんだと思ってましたが、まさかロボットだったとは(どう見ても着ぐるみ、というかハリボテ)。

 

ここは潔くCGにして欲しかったですね(しかも画面に登場するのは1台なんだわ)。

 

邦題SHOOTINGは“撃つ”に“撮る”を引っ掛けているのかもしれませんが、1人称目線の効能は(画面がとっちらかるという弊害以外は)皆無。

 

唯一、最後までマクガフィンで押し通すのかと思ったAME500の試作機に意味を持たせたのは評価ポイントでした。


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左は近未来の街並み。右がAME500を起動している所。
 

難しいですね、POVは。


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