
アラスカ北部で氷河が崩壊。中から太古の怪物がこんにちは。
久しぶりの朝ごはんは山岳の寒村ビーバーミルズで。入れ喰いです。
「ジュラシック・プレデター」
(2009年/スティーブン・R・モンロー監督)
アルバトロスだから仕方ないですがひでー邦題です。太古の捕食者という意味合いでは間違ってはいないですが、イメージが…(安い・軽い・ショボイのグランドスラム)。
原題通り「ワイバーン[WYVERN]」でいいじゃないですか(響きも絶対こっちの方がいい)。
※作中ではワイバーンの事を『オーディンの逆鱗に触れて氷の中に閉じ込められた』と説明していますが、ワイバーンは元々紋章学の中で発展した存在であるため、その起源となるような伝説や神話は存在しません。

長い白夜が明けるお祭りの日の惨劇。モンスターものの鉄板シチュですが、本作の素晴らしい所は、
- 怪物の存在を信じる・信じないというどーでもいい言い争いがない。
- イベント開催を強行する偉い人がいない。
- 騒ぐだけで足手まといな婦女子がいない。
人口が少ない山の中ですからね。小競り合いするほど人がいないのです。
怪物はすぐ登場、人間は次々捕食、生き残った変人・ボンクラ軍団が総力戦。

個々のキャラ立ちも良く、ワイバーンのCGもなかなか。低予算MTVとしては十分健闘している内容だと思います。