本日10月15日は「きのこの日」。
日本特用林産振興会が1995年(平成7年)に制定。きのこの需要が高まる10月の中間日にきのこに対する理解を深めてもらおうという趣旨だそうです。
小道具としてのキノコは登場頻度が高く、映画、ドラマ、アニメで重宝されていますが、どちらかと言うと「不気味系」アイテムとして使われることが多いようです。
最近だと「ドロヘドロ」(ボスキャラ・煙の魔法は何もかもキノコに変えてしまう)、「大怪獣のあとしまつ」(怪獣の死体から出た廃液に触れると全身にキノコが生える)とかで効果的(?)に使われておりました。
キノコの王様は何と言っても「マタンゴ」ですが、今回はキャラ立ちの良さでマタンゴとタメを張れそうなこちらをご紹介。
「超人バロム1/第12話・魔人キノコルゲはうしろからくる!」(1972年6月18日放送/田口勝彦監督)
小学5年生の猛と健太郎が腕をクロスさせて友情パワーで変身するバロム1。
特撮ヒーロー「頭が悪い」主題歌選手権をやったらぶっちぎりで優勝な≪さいとうたかを≫原作のヒーローものです。
地底に生えた毒キノコの化身「キノコルゲ」。キノコの笠を三度笠に見立てて渡世人のような口上を述べる折り目正しい奴。
キノコルゲが地底から一直線に向かったのは「行川(なめがわ)アイランド」。
1964年8月13日、千葉県勝浦市浜行川にオープンした南国系レジャー施設・行川アイランドは東映特撮の聖地。
仮面ライダーを始め、スーパー戦隊、キカイダー01や宇宙刑事シャイダー、プレイガールから特別機動捜査隊まで。
東映以外でもアイアンキング、ウルトラマン80、怪獣ブースカなどが総面積450,000㎡という広大な敷地を駆け巡っています。
残念なことに行川アイランドは2001年8月31日を以て閉園。現在は肝試しに行くのも嫌な廃墟となっております。
封鎖された入口トンネル(ほとんど犬鳴村)。
キノコルゲはここで地元民、観光客、アイランド従業員を次々キノコ化。
偶然、遊びに来ていた猛、健太郎と松五郎(猛の叔父で腕自慢な保護者)が騒ぎに巻き込まれる展開に。
キノコルゲの暗躍とアイランドのアトラクション(ファイヤーダンス)がカットバックされる狂った編集が素敵でした。
極め技は「バローム爆弾パーンチ!」
★ご参考~キノコと言えばこの2本は外せません。
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