デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【我が妻となる女を】大正偽りブラヰダル~身代わり花嫁と軍服の猛愛 ♯2【愚弄するか!?】

『誰に祝福されずとも構わん! その身ひとつで、お前は俺の妻だ』

冷酷と噂される軍人、木戸慎太郎ですが、意外やその身体には熱い血が滾っていたようです。

「大正偽りブラヰダル~身代わり花嫁と軍服の猛愛/第2話・祝言―その身一つで俺の妻だ」(2024年10月13日深夜TOKYO MX放送/志水慎一演出)

遠野家に降って湧いた木戸との婚姻話。体の弱い妹の身代わりとして木戸との婚礼を肩代わりした姉・麻子。

気が強くトラブルを起こしがちな麻子を厄介払いできると喜んで縁談OKしたものの、捨てる魚に餌などやらん!とばかりに婚礼衣装も祝言の料理も粗末極まりないものしか用意しない両親。


ショックで気を失いかけた麻子を抱きとめる木戸。

『我が妻となる女を愚弄するか!?』


『分を弁(わきま)えろ!この野蛮な軍人風情が!』


身分の違い(遠野家は子爵の家柄)を笠に着て、木戸にも暴言。

結果、絶縁扱いで遠野家を追われた麻子。恐らく結婚を持ち掛けた理由のひとつであろう家柄-子爵-との繋がりも失ってしまった。

『私は何もあなたに捧げられません…』

『その身を捧げればよい…』


言葉の通り、その身ひとつの麻子を妻として迎え入れた木戸。


言葉の通り、その身ひとつに木戸を迎え入れた麻子。


この世に二人だけ。孤独という絆で結ばれた夫婦の誕生です。

★諸設定の復習はこちらから。

 

 

 

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