一応ストーリーを理解し書き留めようと努力はしました。
しましたが…残念、ギヴです。
「コマンドーニンジャ」(2018年/ベンジャミン・コンブ監督)
1968年、ベトナム。
ジョンのチームは川を移動中にサーモグラフ識別機能を持った刺客の襲撃を。
一瞬で腕を吹き飛ばされるホプキンス。
樹の上に現れた黄金仮面・赤装束の敵を見た仲間が、
『ニンジャだー!』
いやぁあれ見てニンジャはないだろ!?と思ったらわらわらと黒い忍者装束の軍団が。
ええっと、ここベトナムだよね。
時は流れて1986年ロサンゼルス。
これが80年代だ!な音楽にのって汗を流すレオタードのお姉ちゃん。
そこに来客。何故かお姉ちゃんはレオタード脱ぎ捨てて全裸バスタオルで玄関へ。
いやいやいや何故脱ぐ⁉ レオタードはエロ過ぎる(誘っていると思われる)とでも思ったのか?
待っていたのはピザ屋のふりした殺し屋さん。
『トッピングの鉛玉です』
お姉ちゃん蜂の巣にしたピザ屋の後ろにはベトナムにいたニンジャ軍団が。
不審者の侵入を告げるアラームを聞いて、ニンジャを目視確認したその家のひとり娘は、何故か満面の笑顔。
ノリノリで罠を仕掛け、腰にサイをWで装着して獲物を待っていると…。
二人目もサイで屠って車庫に移動、3人目を待ち受けますが、こいつはただの人間じゃなかった。
部屋には「ランボー」「プレデター」「アメリカン・ニンジャ」のポスターが。まあそういう子という事です。
同じ頃、カナダの山中。
日本刀で薪割りをしているのはベトナムでチームを率いていたジョン。
そこにやって来た元同僚・ホプキンス。
おー君、冒頭で右腕吹っ飛ばされた奴か。片腕サイボーグおめでとう。
『良く生きていたな。あのまま野たれ死んだかと思った』
『あの日、ベトコン野郎は恐竜を放った』
ええっと、おっさん今何と?
ベトコンは恐竜使いだったんですか?
ホプキンスが持ってきたのは良い話と悪い話。
良い話はジョンの元妻(レオタードお姉ちゃん)が死んだ(慰謝料チャラ。ラッキー!)。
悪い話は娘(ノリノリ罠娘)が拉致された(な・ん・だ・とー!)。
拉致った奴は「娘を返して欲しければここにこい」と観光パンフ。
そこはバルベルデ共和国。てっきり架空の国かと思ったら、VAL VERDE CARGOなんて飛行機が映っていたので「あるのかよ!?」と思ったらやっぱり架空の国でした。
バルベルデはハリウッド映画で設定が共有されている架空の国家。「コマンドー」「プレデター」「ダイ・ハード2」などにも登場します。
単身乗り込んだジョンは相手のアジトに死体の山を。
完全に「コマンドー」ですが、アクションはそれなりに頑張っていたと思います。
娘を拉致ったのは、ベトナムでジョンと一緒だったコワルスキー軍曹。
悪の組織によって改造手術を受け、元の記憶を失くし、時空転移の能力(は!?)まで身に着けておりました(意味が分かりません)。
『君もモルモットになれたのに。イン大佐が君を見逃さなければな』
再び1968年。捕虜として捕らえられたジョンに拷問を加えるイン大佐。しかし、ある時突然、
『アメリカ人よ、お前には忍者の血が流れている。忍者の掟に従い、お前に忍術を授けてやる』
ええっと、おっさん、今何と?
『教えてくれ!』
その言葉を疑いもなく信じて特訓に明け暮れるジョン。
でも習っているのはどう見てもコマンドサンボっぽい近接格闘術で忍術じゃないぞ。
で、この修行のシーンが延々続いて免許皆伝。コマンドーニンジャに。
別れの日、米軍機がイン大佐のアジトをナパームで焼き払い、ジョンはプラトーンのポーズを。
実はイン大佐にはもうひとり弟子がおりました。
ニンジャの暗黒面(!)に落ち、レッド忍者となったそうで。冒頭の赤装束黄金仮面がそうみたいです。
果たしてジョンは兄弟子であるレッド忍者を倒して、1998年の未来へ連れ去られた(!)娘を助ける事が出来るのでしょうか。
全編「?」の大行進。これだけ詰め込んで1時間8分!コスパもタイパも最高なフランス映画です(英語の台詞のリップシンクがズレているとなー思ったら元はフランス語だったのか)。
★男の必須科目はこちら。
★娘に部屋に貼ってあったポスターからひとつ。
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★本日のTV放送【19:00~BSテレ東/シネマクラッシュ】