デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【全方位ギャップ萌え】甘神さんちの縁結び ♯3【不思議モード発動】

神社仏閣という舞台と3姉妹の性格付け(おっとりなのに拳系な長女、勝ち気でツンデレな次女、あざと可愛い三女)が丸被りしているのでどうしても「てんぷる」と比べてしまい、結果「圧倒的エロ不足」という評価になっていた本作ですが、どうも比較対象を間違えていたようです。

比べるべきは「五等分の花嫁」だったんですね。

あと今回そこに「ハルヒ的」不思議事象がスパイスとして加わることが分かりました。

神秘的SF(少し不思議)ラブコメという新ジャンル。

「甘神さんちの縁結び/第3話・神様との逢瀬」(2024年10月15日深夜テレビ東京放送/渡辺正彦演出)

三姉妹全員と(強制的に)お見合いをすることになった上終瓜生(かみはてうりゅう)。

トップバッターは三女、朝姫(あさひ)。

向こうも真面目に受ける気などなかろうと思いきや、見た目は本気モード…でしたが、するりと着物を脱ぎ棄てるとランニング仕様に早変わり。


朝姫は中学生にして将来を嘱望されている長距離ランナー(二つ名は「薄明の走り姫」)なのでした。さあ、一緒に走りましょう!

JCに体力で負けるかよ!…負けました。5時間フルマラソン。ようやく家に辿り着いて汗を流そうと風呂場に行ったら着替えばったりイベント。


その後、疲労の極致で寝落ち…気が付いたら隣で朝姫が添い寝。そのままお見合いの続きと称して深夜の蔵探索(中で眠っている予備のランニングシューズを一緒に探しましょう)。

神様は「お約束」を守るお方。突風で扉締まって勢いで閂降りて、閉じ込めイベント発生。

似たような展開が「てんぷる」にもありましたが、そこはスルーで。困ったのは朝姫が重度の閉所恐怖症だったこと。


怯える朝姫を背中にしがみつかせて2階の窓枠を丁寧に解体(最後は力技)。


常にマウントを取ろうとするおませさんですが、ちゃんと子供らしい可愛いところもあるんだな。

『そ…そんなことないもん…』


そのギャップ萌えは反則だ…。

二番手は反・瓜生の先鋒、次女・夕奈。しかし、好戦態勢はどこへやら、ガッチガチのお見合いモード。

『どうかこの私、夕奈との結婚を前提にお見合いをお願いいたします』


これは完全に想定外。

本心を問い詰められるとやにわに瓜生を押し倒して馬乗り顔面パ…じゃなくて騎乗位。


『し、少々気が早いのですが、この神社の未来の世継ぎをどうか私と!』


グルグル目が「五等分の花嫁」五月と一緒ですね。

夕奈の本心は、甘神神社を存続させ、かつ、姉と妹に累が及ばないように自分が犠牲になるというものでした(令和偽りブラヰダル?)。

テンパり放題テンパッていた夕奈を落ち着かせるために、瓜生は夕奈を連れて猫カフェに(夕奈は猫好き)。

『そんな戯言に現(うつつ)を抜かすわけには…ふにゃあ~~かわいいぃ~~』


即落ち2コマって奴ですね。

開き直ってたっぷり現を抜かした二人。

『今日は楽しかったな』


ギャップ萌え事例集(あるのかそんなもん)に載りそうな笑顔でした。

トリはおっとり長女・夜重。なかなか姿を見せないので部屋に行ったら着替えバッタリイベント…ってデケェなおい。


原作より「盛って」るだろ。

待ってはみたものの見合いの場には現れず何故かそのまま部屋から消失。どこに行ったのかと思えば千本鳥居でスケッチ…この人、情緒面で問題抱えてませんかね。

発見した瓜生と野外お見合い。伏見稲荷大社デート。

お詫びとお礼に厄除けの御守買ってもらった直後、足を滑らせた瓜生が千本鳥居で階段落ち。


脳裏を駆け巡る走馬灯…いや記憶にない光景が混じっている…大学入試…合格している!?

医者にもなっている…IDカードの表記は甘神瓜生!?


これは予知夢!? 神様のいたずらか瓜生のスキルか、はたまた夜重の巫女パワーか。

未来を垣間見た瓜生。気が付けば自室。スバルなら死に戻り、カズマなら異世界転生ですが、どちらでもなさそうな。

不思議時空開幕です。

 

 

ランキング投票です。猫カフェ行きたいけどなんか恥ずかしー!な方はワンポチを。

 

 

 

★本日10月18日は1968年10月11日から連続して起こっていた射殺事件(永山則夫連続射殺事件)について、警察庁が広域重要指定事件108号に指定した日。

その足跡を追った「実験映画」があります。

 

★本日10月18日はジャン=クロード・ヴァン・ダム先生(1960~)の誕生日(おめでとうございます!)。

ドルフ・ラングレンと共演したこちらは以下がでしょう。