デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

津山三十人殺し、まさかのDVD化! 丑三つの村

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海外でソフト化されているのは知ってましたが、まさか国内版が発売されようとは(ある意味タイムリーなのかも)。

 

丑三つの村(1983年/田中登監督)


1938年5月21日未明、岡山県津山市外の寒村、西加茂村。僅か2時間足らずの間にたった1人で30名を血祭りに挙げた「津山三十人殺し」の映画化です。

犯人は都井睦雄(映画では犬丸継男)。演じるは古尾谷雅人

犬丸は、岡山の伝統習慣「夜這い」(←これは岩井志麻子が「ある」と名言しています)で入れ喰いハッピーライフ満喫。お相手はダイエット前のねっちょりボディ池波志乃、ブレイク前の清廉ボディ田中美佐子など豪華お宝映像満載。

がしかし、結核感染→徴兵検査不合格→村から忌避→女から拒絶。お、俺の堂々人生設計がぁ!

『今に見ておれ、でございますよ…』


凶行当日。詰襟学生服に軍用ゲートルと地下足袋、頭に小型懐中電灯2本、腰に日本刀と匕首、手には9連発改造ブローニング猟銃という「コマンドー」並みの完全武装でお祭りスタート。

『ばあちゃん、俺を鬼にしてくれ!』


猟銃の乱射を畳で防ぎながら、何故か笑ってしまう夏八木勲が絶妙。

DVD発売は2月25日。予約せねば!