デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

荒涼とした景観が堪らない。 スキャナーズ

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カナダという土地柄でしょうか、どんより寒々とした空気が「メジャー」を頑なに拒絶しています。

スキャナーズ

(1981年/デビッド・クローネンバーグ監督)

 

ご存知「頭部破壊」の総本家です(人体破壊の「元祖」はデパルマの「フューリー」)。

クローネンバーグの「趣味の良さ」全開。CGの無い喜びを噛み締めましょう。

特にクライマックスの超能力対決は言語不要・解説無用の凄絶美。これに匹敵する緊張感となると大友の「童夢」のラストくらいしか思いつきません。

で、この映画の写真探してたら、 “Goyer is writing the new Scanners script for a film that will be directed by Saw II helmer Darren Lynn Bousman for Dimension Films”という記事発見。

おいおい、またかよ。

まあ、でも今回は脚本が「クロウ/飛翔伝説」「ブレイド」のデヴィッド・S・ゴイヤーで、監督が「ソウ2」のダーレン・リン・バウスマン、製作がディメンションだから、それなりのものが出来そうな気がしないこともないと言えなくも無いような。

ただ、マイケル・アイアンサイド程キャラの立った存在感ある役者がいるかどうか。